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センサー技術Q&A

保護管・アクセサリ

Q 保護管の表面加工について

A通常ステンレス製のものが多い保護管ですが、腐食性雰囲気下においてはチタン等の耐腐食性の高い金属で対策をすることがあります。
しかし、標準の金属で全ての状況に対応することはできません。金属保護管の表面に様々な加工を施し、使用環境に応じた耐腐食性の高い保護管の使用が必要です。以下は弊社で承っている保護管加工の一部です。

●テフロンコーティング(FEP)

四フッ化エチレン、六フッ化プロピレン共重合体樹脂を含んでおり、焼成(しょうせい)によりなめらかな被膜を得ることができるため、特に耐薬品性、耐食性、非粘着性に優れています。連続使用耐熱温度は204℃です。

●テフロンコーティング(PFA)

四フッ化エチレン、パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂を含んでおり、連続使用耐熱温度は260℃です。高温仕様の耐食用としては最高の性能を持つフッ素樹脂コーティング材料です。また、非粘着性、耐薬品性、物理特性にも優れています。

●グラスライニング

保護管にグラスを吹き付け焼成することで、保護管とグラスは完全に結合されます。グラス表面に圧縮応力が発生することにより、高い耐衝撃性、耐熱衝撃性を有し、表面がグラスであるので、高い耐食性(特に酸性に強い)も持つと同時に、耐付着性にも優れています。フッ化水素酸およびアルカリには弱いため、ご使用の際には注意が必要です。

●バフ研磨

布製の研磨輪「バフ」の表面に研磨剤などを付けて回転させ、素材を研磨する機械的な方法です。加工面は鏡面状態に見えますが、変質層が存在して細かな傷が無数にあり、耐食性が低下した状態となります。下地処理としてバフ研磨を行った後、電解研磨を施すことが一般的です。

●電解研磨

電解研磨溶液中でステンレス等の金属をプラス側にして直流電流を流し、金属表面をミクロン単位で溶解させる電気化学的な方法です。汚染物の付着が少なく、主にサニタリー仕様で一般的に用いられています。

上記以外にも様々な対応が可能ですので、お問い合わせください。

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