センサー技術Q&A
保護管・アクセサリ
Q 保護管の最大許容圧力と強度計算について
A圧力がかかる環境で使用するセンサーの選定には、保護管の耐圧を考える必要があります。
保護管の耐圧については、下記の計算方法で求めることが可能です。
計算手法 |
下記は米国機械学会 ASME(The American Society of Mechanical Engineers)に記載の許容圧力計算手法です。使用圧力Pが計算結果の最大許容圧力PM以下であれば使用可能との判定となります。 |
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パラメータ説明 |
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計算式 |
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保護管の強度計算 |
保護管の強度計算に関しては、数種類の計算様式が各学会から発表されていますが、現在はセンサーメーカー各社共「日本機械学会基準 配管内円柱状構造物の流力振動評価指針 JSME S 012-1998」に基づき計算を行っている事が多く、弊社も同基準を採用しています。下記記載内容は同基準の抜粋です。 [1]適用範囲および対象
[2]強度計算内容保護管の強度計算とは下記の(1)~(3)の評価を行う事を言います。 (1)同期振動の回避または抑制評価
(2)流体振動に対する強度評価
(3)耐圧強度評価
[3]計算に必要な項目
[4]評価結果による検討強度計算の結果、上記評価項目を全て満足できれば問題なくその保護管を使用できますが、いずれか1つでも満足できない場合、保護管形状の再検討が必要となります。 |