反転変換器はリバース変換器とも呼ばれ、入力信号と出力信号を逆の関係にする働きを持った信号変換器です。
例えば真空計などは出力される信号と真空度が逆の関係にありますので、 センサの信号をメータに表示させる場合、反転変換器などで信号を反転させる必要があります。
また、物の移動距離(DC4~20mA)をパネルメータに表示(0.0~10.0m)する場合、通常であれば現状の移動距離を表示しますが、反転変換器を使用することで、10.0mまであとどれだけ距離があるかを表示させることが可能です。
同様の考え方で、水位計でタンク内の水容量を計測している回路に対し、反転変換器を入れることによって、あとどれだけタンク内に水が入るかを表す信号に変えることができます。