サポート
- 反転変換器
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反転変換器
反転変換器はリバース変換器とも呼ばれ、入力信号と出力信号を逆の関係にする働きを持った信号変換器です。
例えば真空計などは出力される信号と真空度が逆の関係にありますので、 センサの信号をメータに表示させる場合、反転変換器などで信号を反転させる必要があります。
また、物の移動距離(DC4~20mA)をパネルメータに表示(0.0~10.0m)する場合、通常であれば現状の移動距離を表示しますが、反転変換器を使用することで、10.0mまであとどれだけ距離があるかを表示させることが可能です。
同様の考え方で、水位計でタンク内の水容量を計測している回路に対し、反転変換器を入れることによって、あとどれだけタンク内に水が入るかを表す信号に変えることができます。 - 倍率器
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倍率器
既定の測定範囲を超えた電圧計測をするために用いる直列抵抗のことです。
- バレーホールド
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バレーホールド
指定した期間の最小値を保持する制御機能のことです。
ボトムホールドとも呼ばれます。 - バーンアウト
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バーンアウト
入力信号が無入力状態の時、出力を最大方向または最小方向に振り切らせることです。
温度制御プロセスで熱電対センサが断線し、無入力状態になると、温度が下がったと判断して加熱制御が働いてしまう。
バーンアウト機能(上方)で最大温度の信号を出力させることで、間違った加熱制御を防止できたり、システム側での異常検知もしやすくなります。 - パルス信号
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パルス信号
パルス信号とは、回転数や速度、積算流量などを検知するセンサーが発信する信号です。
パルス信号の波形には以下のようなものがあります。
1. 矩形波(歯車の歯のような波)
2. 正弦波(周波数に応じて電圧が変化するタコジェネなどの出力)
3. 三角波(三角の波)
4. のこぎり波(のこぎりの歯のような波)
センサーからのパルス信号は主に矩形波で出力されることが多く、流量計(積算)、電力量計、カウンター、ロータリーエンコーダ(2相パルス)などがあります。 - パルス変換器
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パルス変換器
以下の3種類が代表的なパルス変換器です。
・パルスアイソレータ →アイソレータ(絶縁変換器)のパルス信号版
・パルス/アナログ変換器→パルス信号をアナログ信号に変換
・アナログ/パルス変換器→アナログ信号をパルス信号に変換
パルスアイソレータは、アイソレータと同じように信号変換、絶縁などの役割を果たします。
派生系でパルス分周器、パルスレート分周器などがあり、パルス分周器は早いパルスを分周する、パルスの重み付けをする等、パルスレート分周器はパルスレートをかけて出力するなどの機能を果たします。
パルス/アナログ変換器は、流量計などのパルス信号をアナログへ変換し、アナログ/パルス変換器はその逆を行います。
流速が遅い流量計用の「超低速パルス変換器」もございます。 - 比較出力
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比較出力
表示値と判定値(設定値)を比較し、ON/OFFする出力動作のことです。
- 皮相電力
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皮相電力
交流機器に供給された電圧と電流の積で、見かけ上の電力のことです。単位はVA(ボルトアンペア)です。
一般的に変圧器とか電動機などに、何ボルトの電圧で何アンペアの電流まで流すことができるかというような、交流機器や交流電源の容量を表します。 - 比率設定器
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比率設定器
ある信号に対して一定の比率でレシオ(×○○など)やバイアス(±○○%など)を与えて出力させたいときに使用します。
例えば、液体処理に薬品を注入する場合、比率設定器を使用して液体の流量に対して一定の比率で薬品が注入されるようにできます。 - ピークツーピークホルダ
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ピークツーピークホルダ
入力の最大値(ピーク値)と最小値(ボトム値)の差に比例した割合の出力をします。例えば、ピークが入力の80%、ボトムが入力の20% だった場合、出力は60%となります。
最大値、最小値が更新されれば、出力値も更新した値を出力します。外部接点のホールド端子をONに することで機能します。OFF時は通常のアイソレータとして機能します。 - ピークツーピークホールド
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ピークツーピークホールド
指定した期間の最大値-最小値を保持する制御機能。
ピークバレーホールドとも呼ばれます。 - ピークバレーホールド
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ピークバレーホールド
指定した期間の最大値-最小値を保持する制御機能。
ピークツーピークホールドとも呼ばれます。 - ピークホルダ
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ピークホルダ
入力信号(アナログ)の最大値(ピーク値)を検出し、その最大値に比例した出力値を保持(ホールド)して出力しつづける変換器です。
最大値が更新されれば、出力値も更新した値を出力します。
外部接点のホールド端子をONにすることで機能します。OFF時は通常のアイソレータとして機能します。 - フィールドバス
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フィールドバス
フィールドバスとは、工場などで稼動している現場機器(測定器、操作器)とコントローラ間の信号のやり取りをデジタル通信を用いて行う規格です。
従来のアナログ信号での信号伝送に比べて、次のようなメリットが期待されています。
1. 1対のケーブルで複数の機器の信号または1個の機器内にある複数のデータをアクセスできます。
2. コントローラまたは受信機において、A/D変換、D/A変換が不要となるため、正確に信号を伝達できます。
3. フィールドバスには、数十ないし百個程度の機器が接続できるので、配線コストが節約できます。
4. システムの変更、拡張等に対して、柔軟性が増します。
5. データ通信するだけでなく、機器データの通信、校正等も行えるなど、用途が広まります。 - 分解能
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分解能
表示や出力の最小変化のことです。
この値が小さいほど、より細かなデータの変化をとらえることができる。 - 分流器
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分流器
大きな電流値を計測する際に用いる抵抗器のことで、「シャント」と呼ばれることもあります。
測定回路に直列に接続し、計測したい電流に比例した電圧信号の検出が可能です。 - プロセス信号
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プロセス信号
一般的な計装信号であるDC4-20mA、DC1-5Vを指します。
- 平均値演算器
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平均値演算器
平均値演算器は、2つのアナログ信号を受けて、その平均値に比例する信号を出力する変換器です。変動する2つの信号の平均値によって状態を監視する場合に便利です。
例えば、炉の平均温度を計測し、温度制御に反映させる用途や、粉粒体のレベルを2台のレベル計によって計測し、平均値演算を行う用途に使用されています。
炉の平均温度を計測・演算する場合は、炉内温度のムラを少なくする事が可能です。
また、粉粒体のレベル計測をする場合は、タンク内の偏りを見る事によって誤差が少なくなります。
当社の「加算器」や「演算器」を使用しても同じ機能が実現可能ですが、渡辺電機工業ではお客様のご要望にお応えし、『平均値演算器』として独立した機種を設定しています。
(変換器メーカでは、当社だけのオリジナル商品となっています。) - 変流器
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変流器
大電流を計測する際に用いられる計器用変成器のことで、CTとも呼ばれます。
安価な貫通型と既設への取付けが簡単な分割型に分けられます。
一般的には変流器の2次側はAC1AまたはAC5Aですが、2次側が数mAや数mVのメーカ(計測器)専用の変流器もラインアップしています。 - (SPD)放電開始電圧
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(SPD)放電開始電圧
GDT(ギャップ)が放電を開始する電圧のこと。(主に対地間用素子が対象)
- ボトムホルダ
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ボトムホルダ
ピークホルダは最大値(ピーク値)を保持(ホールド)しますが、ボトムホルダでは最小値(ボトム値)を検出し、その最小値に比例した 出力値を保持(ホールド)して出力しつづけます。
最小値が更新されれば、出力値も更新した値を出力します。外部接点のホールド端子を ONにすることで機能します。OFF時は通常のアイソレータとして機能します。 - ボトムホールド
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ボトムホールド
指定した期間の最小値を保持する制御機能のことです。
バレーホールドとも呼ばれます。 - ポテンショメータ
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ポテンショメータ
ポテンショメータ(potentionmeter)は3線式の可変抵抗器(ボリューム)のことで、回転運動量、直線移動量などを測定するときに使われるセンサーのことです。
身近な例えでは、オーディオの音量ボリュームがあり、回すことで抵抗値が変化し音量を変えられます。
ただし、ポテンショメータは一般的なボリュームと比べて精度が高く、より精度が要求される計測・制御に使用することができます。
3つの端子を持ち、HIGH端子とLOW端子の間を接点部がSLIDEすることで抵抗値が変化し信号を取り出すことができます。その変化量は電圧信号として捉えるのが一般的です。 - ポテンショメータ変換器
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ポテンショメータ変換器
ポテンショメータ変換器は、センサ入力用変換器に属し、ポテンショメータの抵抗値変化信号を直流の電圧・電流信号に変換するものです。
弊社ポテンショメータ変換器は、マルチターントリマを使用し、ゼロは0~50%、スパンは50~100%まで調整でき、調整幅が広く、ほとんど干渉をしないのが特長です。 - ポーリング
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ポーリング
親機と複数の子機で構成される通信システムにおいて、親機から子機を順次呼び出して子機が応答する通信方式のことです。
は行
は
ひ
ふ
へ
ほ