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渡辺電機工業株式会社

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2006/8月号

☆★☆ 渡辺電機工業メールニュース 8月号 ☆★☆

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 本メールは渡辺電機工業の製品をご愛顧頂いているお客様、
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watanabeメールニュースをお読み下さいましてありがとうございます。

今年の夏は昨年に比べると比較的過ごしやすい日々が続いています。
それもそのはずで、昨年9月の世界の月平均地上気温の平年差(陸上の
み)は+0.85℃で、9月の気温としては1998年の+0.59℃
を超え、統計を開始した1880年以来、最も高い値だったそうです。
今年の9月はどうなるのでしょうか?(末尾につづく)

さて、地球にとって、いったい+何℃が生物が生きて行く事ができる
上限値(リミット)なのでしょうか?今月号では、そんな上限値
(リミット)についてとりあげていきたいと思います。

それでは今月もはりきって参りましょう!


◇◆◇8月号目次◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【1】+2℃の世界 ~ Point of No Return ~

【2】変換器はじめて物語 第11回 
          ~警報設定器(アラームセッタ)とは?~

【3】小形電力監視マルチモジュールに“30A対応型”が登場!
          ~低負荷時でもより精度の高い計測を実現~
     
【4】Coffee Time 省エネ豆知識《 番外編 賢い家電選びのツボ 2》


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□1.+2℃の世界 ~ Point of No Return ~
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「2028年、地球の平均気温は+2℃上昇する見込である」と聞いて
みなさんはどう感じられますか?
「2℃くらいなら身体に感じられない変化だね」でしょうか?
いえいえとんでもありません!地球にとって「+2℃」というのは大き
な影響を与えてしまう温度なのです。

近年、地球の平均気温は19世紀後半と比較して0.6℃±0.2℃
上昇しました。また、この先1990年から2100年にかけてはさら
に1.4~5.8℃上昇すると予測されています。
(IPCC第三次評価報告書による)

でも“たった0.8℃(最悪値で想定)”と思わないで下さい。

0.8℃上昇した事で、地球上の環境を大きく変えてしまいました。
例えば、サンゴが白くなってしまったり、海面は10~20cmも上昇
したり、異常気象が増えたり、気温が上昇した事が原因とされる出来事
は身のまわりでも数多く見受けられます。

では、2016年では何度上昇すると予想されていると思いますか?
答えは+1.5℃です。これからの約10年間で、過去数十年分の温度
上昇に匹敵する程、気温が上がる見込みなのです。

それでは、2028年には何度上昇する見込みでしょうか?答えは
+2.0℃です。+2.0℃気温が上昇すれば、海面は50cm上昇し
ます。65cmの海面上昇で、全国の砂浜海岸の7~8割が侵食される
といいますから、50cm上昇は大きな被害をもたらします。
また、食糧危機、水不足、伝染病の蔓延などあらゆる疫害が発生し、
人類のみならず地球壊滅の危機状態に陥ってしまいます。

ここで考えなければいけないのが、一度温暖化が始まってしまった地球
は、そう簡単には温度上昇が止まらないという事です。
温室効果ガスは大気中に留まり続けますので、いくら今日から一切温室
効果ガスを発生させなかったとしても、過去の蓄積により、しばらくは
温度上昇が続いてしまうということなのです。
ある学者によれば、温度上昇が止まらない期間は約10年だそうです。

ですから、2018年は2028年から10年分を差し引いて「Point
of No Return」つまり“引き返せないポイントの年”と言われている
そうです。
(06.1.16英インディペンデント紙、J・ラブロック氏による)

今年は2006年です。2016年に+1.5℃平均気温が上昇しない
ように人類ひとりひとりがそのことを心にとめ、行動を起こさなければ
もう間に合わないところまで来てしまっているのです。
ちょっと悲観的な考え方かもしれませんが、温度上昇が続くことは紛れ
も無い事実です。

このメールニュースが、みなさんの心にアラームとなって響き、他人事
ではなく、自ら地球温暖化防止のための第一歩を一日も早く踏み出して
下さる事を願ってやみません。

参考文献:気象庁、環境goo、wikipedia 各サイトより

お問合せ、ご相談はこちらまで。
mailto:support@watanabe-electric.co.jp


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□2.変換器はじめて物語 第11回 
■         ~警報設定器(アラームセッタ)とは?~
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さて、地球温暖化の引き返せないリミットが2℃であることを前章で
お話しましたが、計装の世界でもある一定値を越えたり下がったりした
時には、アラームを出すことが一般的です。
今回はこのような用途で使用される「警報設定器(アラームセッタ)」
についてお話いたします。

では「変換器はじめて物語」第11回、はじまり、始まり~o(^▽^)o

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第11回 警報設定器(アラームセッタ)とは? 

センサからの信号が、ある設定値を越えた、または下がったときに、
警報を出力して、フィードバック制御を行うことは、計装や工業界では
ごく一般的に用いられる制御方法です。
このような制御を行う時、アナログ信号に設定値(リミット)を持たせ
警報(接点)を出力するものが「警報設定器(アラームセッタ)」です。

警報設定には、アナログ値が小さな値から大きくなっていき設定値を越
える場合と、逆に大きな値から小さくなっていき設定値より下がる場合
があります。
また、リレーのa接点、b接点との組み合わせにより、通常時はOFF
で設定値を越えた(または下がった)場合にONするパターン(=異常
時リレー励磁)と、通常時はONで設定値を越えた(または下がった)
場合にOFFするパターン(=正常時リレー励磁)を選ぶことができま
す。

「警報設定器(アラームセッタ)」は、このいずれの動作にも対応し、
かつ、1点設定(H設定)か2点設定(HL設定)かを選ぶことができ
フィードバック制御・・・


続きは「計測制御機器用語辞典」にて☆
http://www.watanabe-electric.co.jp/commentary/alarm.asp

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「警報設定器(アラームセッタ)」は、たくさんの種類がございます♪
どうぞラインアップ一覧をご覧下さい ↓
http://www.watanabe-electric.co.jp/product/catalogue/henkanki/alarm.asp

お問合せ、ご相談はこちらまで。変換器のプロにお任せください♪
mailto:support@watanabe-electric.co.jp


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□3.小形電力監視マルチモジュールに“30A対応型”が登場!
         ~低負荷時でもより精度の高い計測を実現~
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コンピュータ、情報を取扱う機器など「勝手に電源を落とせない」機器
が身の回りに随分増えました。特に、これらの機器が集中するサーバー
ラックにはUPS導入率が高く、電源や環境に関して意識の高い会社が
多いようです。
しかし、UPSを導入しても、UPSの機器トラブルやその他の理由で
システムダウンが発生してしまう可能性があり、油断できません。

システムダウンの心配のない、安心なサーバーラックにするには、どう
したらよいのでしょうか?

通常、サーバーラックは運用開始後、機器増設を何度も繰り返します。
その結果、電流量が規定値を超えたり、UPSのバッテリがきちんと
性能を維持できていない、ラックの使用電流量にばらつきがでる など
さまざまな問題が発生します。

これらを一挙に解決するには「電流監視」が有効です!

★☆電流監視のメリット☆★

1)構内全体の電流を一元管理できる。
  ・電流の余裕があるラックがわかり、安心して機器を増設できる。
  ・負荷の平準化をはかれる。
2)ピーク時の電流量を正確に把握できる。
3)常に監視しているので、機器トラブルを察知できる。

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これらサーバラックの電流監視や、4月の省エネ法改正でより低圧レベ
ルの電力計測ニーズが高まっている工場やビルの電力監視などに最適な
商品があります。
それが今回ご紹介する、小形電力監視マルチモジュール(WRMC-
PE□-M1)です!

**★**★**★**★ 小形電力監視マルチモジュール
       (WRMC-PE□-M1)の特長 ★**★**★**★**

・従来の5/50/100/250Aだった計測レンジを、
    5/30/100/250Aとし、用途の多い30Aブレーカ
の計測に最適
・30Aブレーカの計測の場合、従来の50Aレンジと比較して低負荷
 時でもより高精度の電流・電力計測が可能
・1台で、4/8/12回路の電力諸量を計測可能
・専用分割形CTを採用し、取り付け作業の簡素化を実現
・専用設定表示器(別売)を用意し、各種設定と値の確認が容易に可能

製品の詳しい情報はコチラから
http://www.watanabe-electric.co.jp/information/new_product.asp

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この機会に是非一度、ご検討ください(^^ゞ

↓お問合せ、ご相談はこちらまでお願いします↓
mailto:support@watanabe-electric.co.jp


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□4.Coffee Time 省エネ豆知識 《番外編 賢い家電選びのツボ 2》
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最新の家電は、10年ほど前の家電と比較して大幅に省エネを意識して
作られています。
先月号では、エアコン、冷蔵庫などの家電について、買い替えのツボを
ご紹介しました。
→→ http://www.watanabe-electric.co.jp/mail/06_07.asp

引き続き、今月号も賢い家電選びのツボをご紹介します☆

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◇国際エネルギースタープログラム◇

半円の地球に黄色の文字で「energy☆」と書いてあるマークのことで、
パソコン、プリンタ、ファクシミリなどのOA機器に表示される、日米
両政府の合意のもとに実施されている省エネ制度です。
この制度に適合する製品は、待機状態が一定の時間を経過すると、消費
電力を基準値以下に抑える低消費電力モードに自動的に切り替わる機能
を備えています。最新型にはこの機能がほぼ搭載されていますが、必ず
チェックしましょう!

◇省エネラベリング制度◇

「○印に"e"」という橙色や緑色のマークのことで、JISで制定され
た制度です。省エネ基準達成率や1年間の消費電力量、電気代などの
目安が表記されており、一目で省エネ性能がわかります。
2005年2月のコーヒータイムでご紹介しておりますので、詳細は
こちらをご覧下さい。
http://www.watanabe-electric.co.jp/mail/05_02.asp

◇照明器具◇

照明機器は家庭内の電気量の約16%も占めています。これはエアコン
冷蔵庫に次ぐ値です。買替える機会も多いので、是非覚えて下さいね。

2006年4月号で特集しましたので、おさらいです♪
Q.入切が頻繁な場所の照明は「蛍光灯」と「白熱電球」どっちが適切?
A.http://www.watanabe-electric.co.jp/mail/06_04.asp

(参考文献)量販店のサイト、家庭の省エネ大辞典 より

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先日、量販店に行き、これらのマークを探してみたところ、大半の製品
に表示されており、改めて省エネに対する意識がかなり高まっている
ことに驚きました。
今回冒頭の記事にも取り上げたように、地球環境の上限値(リミット)
はすでに目前です。省エネ製品を購入するだけではなく、その使い方に
も配慮したいものです。
量販店などに行く機会がありましたら、是非注意してみてくださいね。


<事務局より>************************************************

(最上部からの続き)
誰でも熱を出して平熱より2℃も体温が上がったら苦しいですよね。
ましてや、気温が2℃も上がっては地球の悲鳴が聞こえてきそうです。
ちなみに私は郊外に住んでおりますので、会社のある東京原宿との気温
差が2℃以上もあります。特に昼間の過ごしやすさは格段に違っており
今年もエアコンなしで夏を越えられそうです(^O^☆♪
たかが2℃、されど2℃。みなさんも地球温暖化について、今一度考え
てみてください。きっと身近なことから何か始められるはずです。


今回も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
これからも皆様のご期待にお応えできるようなメルマガを発行していき
たいと思います。
御意見、御感想などございましたらお気軽に
mailto:support@watanabe-electric.co.jp までお願いいたします。
なお、返信メールを送って頂いたお客様の中から抽選で粗品を贈呈させ
て頂きます。

★このメール配信サービスは皆様に無料で提供致しております。
★渡辺電機工業は、ホームページ上でも製品や技術の情報提供を行って
おります。

弊社ホームページはこちら→ http://www.watanabe-electric.co.jp

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 TEL 03-3400-6141/FAX 03-3409-3156
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