計測制御機器用語辞典
電圧
電圧とは?
電流(電子)をたくさん流そうとする力の事を『電圧』といいます。
電圧は自然界のいたるところで発生しています。
なぜならば、この地球上のすべての物質は原子でできているからです。
原子はその中心に原子核があり、その外側を電子(-)が周っています。
原子核は、中性子と陽子(+)でできています。原子において陽子(+)の数と電子(-)の数は同じで、同量の電気量を持っています。原子を遠くから見ると、陽子の 「+」と電子の「-」で中性(電気がない状態)なのです。
自然界には陽子(+)と電子(-)の電荷があり、通常は+と-で0(ゼロ=電圧が無い状態)ですが、何らかのエネルギー(光や熱など)が加わった時、 原子核から電子(-)が引き離されます。その状態を電圧が発生した、と言うのです。
エネルギーを加えて離れた電子(-)が再び陽子(+)の方へ戻る時、エネルギーを得ることができます。
つまり、電圧が下がった分だけエネルギーが発生するのです。
身近な例では雷があります。
雷は雲の中の小さな氷粒が気流(エネルギー)などにより+の氷粒と-の氷粒に別けられます。一般的に雲の上の方が「+」、下の方が 「-」となります。その時、地上は「+」となります。
そして雲がどんどん大きくなってくると、電圧も大きくなります。地上の「+」と氷粒の「-」が引き合って、電圧が0(ゼロ)になった結果、落雷が発生します。その時の大きな音と光がエネルギーとして放出されるわけです。
エネルギーが使用されれば電圧は下がります。電気を使用している状態というのは、電圧を下げてエネルギーを得ているのです。
エネルギーを連続的に得るためには電圧を次々と発生させればよく、交流では発電機、直流ではバッテリーが電圧発生装置なのです。

