計測制御機器用語辞典

計測制御機器の専門家です。計測制御機器のプロフェッショナル集団・渡辺電機工業が、専門用語を分かりやすく解説いたします。

測温抵抗体(RTD)変換器

測温抵抗体(RTD)変換器とは?

温度計測時に必ずといっていいほど使われる、温度センサー用変換器。その温度センサーの双璧は、熱電対(サーモカップル)と測温抵抗体(RTD)です。熱電対(サーモカップル)とは、ドイツ人の科学者T・ゼーベックが発見したゼーベック効果を利用した温度センサーのことです。

温度センサーでもうひとつ代表的な「測温抵抗体」についてとりあげます。測温抵抗体変換器とは、測温抵抗体の信号をアナログ信号に変換するものです。

-測温抵抗体(RTD)とは-

温度センサーである測温抵抗体は、RTDとも呼ばれます。すなわち、抵抗性(R)温度(T)ディテクタ(D)のことで、金属の電気抵抗が温度で変化することを利用した温度センサの事です。

測温抵抗体(RTD)は、さまざまな温度測定器や計装制御装置で使われています。現在この測温体の媒体には、特性が安定して入手が容易である白金(Pt100Ω)が用いられるケースが多く,JIS C1604 に定められています。

C1604は1981年、1989年(IEC規格との差異の是正)、1997年(JIS1989の更新)と3回改訂が行われております。
現在一般的に使用されている測温抵抗体(Pt100Ω)は、C1604-1997の規格に準じております。
また、C1604-1981は旧JIS、JPtと呼ばれ区別しています。

またリード線は、一般的には3線式(A、B、B)のものが用いられる事が多いですが、2線式(A、B)や4線式(A、A、B、B)も存在します。

測温抵抗体は一般的に主に高精度測定時に使用され、
 ・抵抗値と温度の関係が直線的で再現性に優れている
 ・低温測定の精度が高い
というような特徴があります。
ただし、熱電対と違い高温(だいたい600℃以上)の測定には適しません。
例えば、気温などを計測する時は測温抵抗体を、工業炉の温度などを計測する場合は熱電対を使用するのが一般的です。

弊社の測温抵抗体変換器は、3線式のPt100Ω、Pt50Ω、Ni508.4Ωに対応しております。
2線式と組み合わせることも可能(B-B間の短絡)ですが、3線式と比較して誤差が生じますので、ゼロ調整が別途必要となります。4線式との組み合わせはできません。