導入事例
大型生産工場の電力監視システム
~デマンド・原単位管理で問題把握~
生産工場において、生産効率や生産原価の管理はとても大切なものです。それを管理する指標として、「原単位」という項目があります。生産工程で使用したエネルギーを生産量で割った値がその製品の「原単位」となり、省エネを推進する上でもとても重要な値です。
今回ご紹介する事例は、プラスチック成型品などを生産している大型工場の電力監視システムです。
お客様は工場内の一つ一つの設備単位での電力計測を行い、工場で生産している製品それぞれの原単位を把握したいという考えをお持ちで、色々なご要望を挙げていただきました。
原単位を導き出す上で、製品ごとに使用するエネルギー使用量の把握が絶対条件となります。こちらの工場では、ひとつの計測個所から様々な生産ライン設備に電力を供給しているため、計測データのままでは原単位を算出することができませんでしたが、当社のエネルギー監視システム「EcoRiAL」で、按分(計測値の60%をAライン、40%をBラインに振り分ける)や加減算(計測データ①と②の合算がAラインの使用量とする)などの機能を使用し、製品種別ごとの原単位を把握できるようになりました。
また、工場のコスト削減のためのデマンド監視は従来から実施していましたが、デマンド警報が発生した際の稼働状況(どの設備が問題になっているのか)までの把握ができないこと、また、警報発生時の対応方法(どこの電源を切るとデマンド超過を防げるのか)がハッキリせず、毎回手探りでの対応になっていたという問題点があました。システムの導入により、各設備・負荷レベルでの計測を行え、稼働状況や対応策などを明確に打ち出すことができるようになりました。「EcoRiAL」はWeb対応システムのため、このような状況把握を社内ネットワーク上にある複数のPCから確認できることも、スピーディーな活動につながるとのことです。
既設LANネットワークが変電所近くにある個所は変電所の計測器に接続し、既設ネットワークがない場合、変電所間にツイストペアのケーブルを配線し全体のネットワークを構成しています。ツイストペアケーブルは最長2kmまで配線することができるため、工場内の引き回しも問題ありません。
既にパルス出力付きの電力量計が設置されている個所は、当社の電力量計ではなく、パルス入力用の機器による取り込みを行うことで、機器費用も大幅に削減でき、システム導入費用を予算内で納めることができました。
○使用機器
・ジョイントモジュールメインユニット【WJM】
・電力監視ユニット【WJF-PE4】
・デジタル入力ユニット(パルス入力)【WJF-DI1605】
○使用ソフト
・モジュール登録ツール【WRS-NCFT】
・蓄積設定ツール【WRS-PMS】
・エコリアル【WRS-EMS】
使用機器/ソフト
ジョイントモジュールメインユニット (WJMF)
ジョイントモジュールの基本となるユニットです。各種インターフェースや、CPU、メモリ、Web サーバ、各種アプリケーションを搭載し、機能ユニット(WJF)を最大8 台まで接続できます。機能ユニットへの電源供給は本器より行います。機能ユニットの連結は本体にあるスライダーを使用して、簡単に取付け、取外しが可能です。DIN レール取付け型です。各種パラメータ設定は、蓄積設定ツールで行います。また、LonWorks 搭載時、バインディング、通信パラメータ、通信機能の設定は、LonMaker for Windows 等で行います。LAN搭載時、IP アドレス、通信パラメータ、通信機能の設定は、ハイパーターミナル、TELNET 等で行います。
XIFファイル
|
![]() |
電力監視ユニット (WJF-PE4)
デジタル入力ユニット(DC5Vプルアップ) (WJF-DI1605)
モジュール登録ツール (WRS-NCFT)
蓄積設定ツール (WRS-PMS)
EcoRiAL (WRS-EMS)
弊社製品で計測したデータを管理・分析するためのエネルギーマネジメントシステムです。計測データはLAN(イントラネット)経由で収集し、Webブラウザ上で、様々なグラフ表示や帳票を作成することができます。電力をはじめ、水・ガス・温湿度・熱など、様々なデータを管理し、エネルギーの見える化、分かる化、そして記録に残すために使用するための最適なシステムとして運用可能です。
☆チャプター付き説明動画がご覧いただけます↓
<a href='http://www.svpmail.jp/watanabe_electric/r2/' target='_blank'><img alt='' src='/upload/news/10.jpg' /></a>
|
|
![]() |






