導入事例
浄水場の電力監視システムと省エネ対策事例
~公共施設の電力監視事例~
各都道府県ごと、地域の市町村ごとに運営している各浄水場は、膨大なエネルギーを消費しています。
その中で、今回紹介する東京都の浄水場は、これまでも省エネの意識を持って運用を行っていましたが、ISO14001の取得をきっかけに、本格的に電力量削減の検討をはじめ、当社の監視システムを導入していただきました。
監視システムによる計測は、浄水場内で最も電力消費が大きな排水ポンプに対しての電力計測から始めました。
従来までの棟ごと、設備ごとの電力計測から、それぞれのポンプごとに使用電力量を計測することで、ポンプごとの原単位把握ができ、このデータをもとに運用改善を行っています。
計測したデータをもとに改善をすることで、電力量を7%も削減できたとの報告もいただくことができました。
敷地内に分散する棟ごとに計測機器を設置する際、浄水場の敷地はとても広く、全ての機器に通信ラインを繋げられるかが心配されましたが、当社のリアルリンクシステムの通信はリピータ(WRT-RP)を使用することで、通信ラインを4kmまで延長できるため、良好な通信状態を保つことができています。
上位通信はLANネットワークのため、日報月報ソフトをクライアントサーバー仕様(WRS-REPO-CS)を採用し、LAN上のクライアントPCからもExcelによる帳票作成などを行える仕組みになっています。
また、当社システムの「増設や変更が容易」という特長も利用し、照明系の電力計測も追加で行っています。
季節に合わせた照明制御を導入したり、日中や晴れた日などの事務所照明(窓際)の調光制御を一部導入し、その効果検証に監視システムを使用いただきました。
浄水場全体に波及させることのメリットが事前に算出できたことなど、省エネ設備の導入という点でも、電力監視システムは大きな役割を果たしています。
今後はさらに増設を行い、現状で計測できていない箇所についても細かく管理し、省エネにつなげていくことを検討していただいています。
○使用機器
・ジョイントモジュールメインユニット【WJM】
・小形電力監視マルチモジュール【WRMC】
・リピータ【WRT-RP】
○使用ソフト
・モジュール登録ツール【WRS-NCFT】
・蓄積設定ツール【WRS-PMS】
・日報月報ソフト【WRS-REPO】
使用機器/ソフト
ジョイントモジュールメインユニット (WJME)
ジョイントモジュールの基本となるユニットです。各種インターフェースや、CPU、メモリ、Web サーバ、各種アプリケーションを搭載し、機能ユニット(WJF)を最大8 台まで接続できます。機能ユニットへの電源供給は本器より行います。機能ユニットの連結は本体にあるスライダーを使用して、簡単に取付け、取外しが可能です。DIN レール取付け型です。各種パラメータ設定は、蓄積設定ツールで行います。また、LonWorks 搭載時、バインディング、通信パラメータ、通信機能の設定は、LonMaker for Windows 等で行います。LAN搭載時、IP アドレス、通信パラメータ、通信機能の設定は、ハイパーターミナル、TELNET 等で行います。
XIFファイル
|
![]() |
小形電力監視マルチモジュール (WRMC-PA□T/PE□T)
本器は1 台で、複数回路の電力諸量を計測し、ツイストペアケーブル経由でパソコンなどに計測値を伝送するユニットです。コンパクトサイズで設置工数およびスペースの削減ができる上、専用の小形分割CTにより、作業の簡素化を図りました。このため点数が多い電気設備や、機器レベルの計測をローコストで実現できます。専用の設定表示器(WRMC-DM01 別売品)を接続すれば、CT、PT(VT)の1 次定格の設定や表示などが可能となり、設置時の設定や運転時の計測値の確認が容易にできます。
|
|
![]() |
リピータ(中継モジュール) (WRL-RP1)
モジュール登録ツール (WRS-NCFT)
蓄積設定ツール (WRS-PMS)
日報月報ソフト (WRS-REPO)






